
東京、埼玉の手織教室、染色教室 はたおと
染色コース二年間を振り返って
あっという間に終わってしまいました。なんだか寂しくなります・
草木染は、染色コースに入学するまでは一度しか経験したことがありませんでした。
1年目はベテランの方々に囲まれて毎回見よう見まねで余裕などなく、ついていくだけで精一杯でした。
水分を含んだ糸を、持ち上げて下ろしの繰り返しで体はドンドン疲れていくのに
媒染で色が変化したり、糸を弾きながら乾かしていくときのキラキラ光る絹糸を見ると
今までの疲れが吹き飛んでいくぐらい綺麗でした。
このキラキラが大好きになって月に一度の染色コースが
待ち遠しくて仕方ありませんでした。
印象に残っているのが藍の生葉染めです。
緑色の染液につけて染めたのに糸は青色になり、日の光に
あてながら糸を引いていくと次第に青色がこくなっていきました。
このときの糸の輝きは忘れられません。
染めの材料となる植物も葉を使うか木を使うか、生か
乾材か、木の幹でも皮に近い所を使うか真の部分を使うかにもよって色が変わること、
また発色は、その日の天候にもよって左右されること、今まではただの雑草なんだなと
思っていた草花も立派な染料になること、数え切れないほどたくさんの事を
学びました。
二年目になると少し余裕も出てきました。
それでもちょっと気を緩めると「あみそ」がぐちゃぐちゃになってしまったり、
まだまだ、だめだなぁと落ち込んだりもしました。ガス代に近づきすぎて
エプロンを燃やしてしまったことも何度もありました。
毎回なにかハプニングが起こります。
それもいい思い出です。
一年目は出てくる色や媒染で変化する事が楽しかったのですが
二年目になると欲が出てきたようで、自分が欲しいとおもった色に近づけるように
こんな感じかな?こうすればどうかな?と工夫しながらやっていたように思います。
それでも予想通りにいったことはあまりありませんでした。
まだまだ修行がたりません。
その例が小鮒草で染めた黄色の糸にログウッドの銅媒染めをしたら深緑ができるかもしれない
と思いました。
結果、ログウッドの色がかってしまい青色の糸になってしまいました。
草木染めは絵の具のように簡単にはいかないのだとつくづく思いました。
この染色コースは染めることだけでなく同じクラスの方をはじめ毛呂山校の方や
たくさんのかたと知り合うことができました。
同じ趣味を持った人たちと共通の話題で盛り上がりまたいろいろな
作品を見ることもできました。
あたり前のことですが、1人で染めて、織って本を
読んで勉強してというやり方とは雲泥の差です。
「面白そうだな、やってみようかな」という気持ちで始めたはずが
完全にはまってしまいました自分はとてもラッキーだなとおもいます。
これからは貯まった糸を眺めながら次はどの糸を使ってどんな作品をつくろうかとても楽しみです。
糸をみたときにこの色を染めたときはこんなことがあったなと思い出しながら、大切に使っていきたいと思います。