手織教室はたおと

東京、埼玉の手織教室、染色教室 はたおと

はたおとについて

東京校 高等科 村上瑞恵

色とりどりの糸

早朝から振っていた雨も上がり車窓をを流れる新緑前の雑木林のなんともすがすがしい眺めを楽しみながら

バス停に降り立ちました。

雨水をたっぷり含んだ土のにおいがとても心地よくのんびりと歩きながら工房への到着。

今日は総勢六名で化学染料の染色実習。

緊張しながら慎重に調合した染料を大きな鍋で水に溶かし、その中へ糸をいれ、

温度を上げながら何度も何度も糸を繰り、各自思い描いている色が出るまで途中微妙な加減で

先生に染料を加えていただきます。

その加減で徐々に糸の色が変化していくのを目にしていると小学校時代に始めて絵の具を使い

この色とこの色を混ぜ合わせるとこんな色になるのかと、不思議な体験をしたあの頃の感動が甦るようです。

だんだん作業にもなれ、初めの頃の緊張も薄らいでくると皆さんが染色を楽しんでいる空気が工房いっぱいに溢れています。

しかし今日は6人ということもあって先生は最初からフル回転で動き回り

次から次へと「先生!」と私達に呼ばれ大活躍。

しばらくすると「お腹すかない?」と何度も訴えておられました(笑)

うわさに聞いていた先生の手料理をご馳走になりながら

満足なランチタイム

そして午後もひたすらと同じ作業を繰り返し、いつの間にか

竿には私達が染めた色とりどりの糸たちが雨上がりの

晴れ渡った真っ青な空の下、風のなかゆらゆらとゆれています。

なんだかこのままこっそりと工房周辺の散策にでも行ってしまいたい

衝動に駆られてしまいました。

と先生があわてて糊付けした糸が乾く前に整えないと、ということで

スピードアップ!現実に引き戻されてしまいました。

この作業は見るのとやるのでは大間違いで何度もやっても糸捌きがうまくできません。

今度また染色実習に参加した際、再度挑戦ですね。

今手元に届いたこのときの糸たちが経糸と緯糸で重なりあい、

また違った色を生み出すのかと思うと本当に染織は染めて織って見なければ何が現れるか

のかわからいない奥の深い世界だなと改めて感じてしまいます。

若い頃は「これじゃない。それじゃない」と様々な事を迷って選んでは諦め

軌道修正をしながら進んできましたが、1年前に「織り」や「染め」に出会い

「私はコレをもとめていたのかなあ」と今は徐々に感じつつあります。

これからも

染め織りを通して、「あぁいいなぁと」という幸福感を何度も感じていければと思います。

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