最近巷で話題の【生成AI】

まるで人と会話しているような自然なやり取りで、質問に答えてくれるAIツールです。

機織りとは正反対の「便利」の象徴のような存在ですが、実は、そんなChatGPTが教室でも活用する場面がありました。

昨今、織りに使う道具や部品を作っている業者さんが減ってきたことに加え、物価の上昇により価格も上がり続けています。

織機の部品である【菊】もそのひとつ。

従来は鋳物で作られていましたが、3Dプリンターで作れないかと考えていたところ、

ふと、「写真から形を起こして、素人でも部品を作れるのか?」という素朴な疑問をChatGPTにぶつけたところ、「はい、お任せください!」と、とても頼もしい返事が返ってきました。

 

現在の3Dプリンターは、値段もぐっとさがり3万円ほどが買えるようになりました。

まずは用途と性能からどんな3Dプリンターが向いているかChatGPTに相談するところからスタート。

そこから、そのプリンターで作れるデータ作成のお手伝いが始まりました。

菊の写真と寸法、形状と用途からデータ作成ができるとのこと…。

コード作成、データ変換、読み込み…よくわからないまま進み少しずつ形が見えてきて、「これは!」という瞬間もありましたが、修正を繰り返すうちに、積み上げて来たものが少しずつ崩壊し、終いには別のものが出来上がってきてしまいました。

↑データ作成前にイラスト化して形状を確認…これはそんな一例、どこで間違えてしまったのか…。

簡単なデータは作成ができるかもしれませんが、複雑の形状の作成にはまだまだ精度が足りないようです。

何度も何度も作り直し、結局ChatGPTを使ってつくりたいものを一から作るのは難しいと判断し、データ作成の参考書を買って自分で設計することに…。

普段慣れない操作のソフト。操作になれるまで参考書の通りつくりながら自分の作りたいものと照らし合わせて応用していきました。

まだまだ不慣れですが、これで思いついたものを気軽に作れるので、今後色々と重宝できそうです。

データを3Dプリンターへデータを転送…試作の菊が15時間かけて作られました。

この二つの部品を組み合わせて完成です。なかなかの出来栄え!今後教室で使ってみて、強度を確かめていきます。

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