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今日から12月に入りました。師走ですね。
…寒くなってきたなぁと思っていたらあっという間に年末です。
秋の短さに、今年の夏は長かったと改めて感じました。
そして寒くなると、教室ではウールを使った作品が多くなり、さまざまなマフラーが教室にも展示されています。
本日は、そんな生徒さんの作品を少し紹介したいと思います。
はたおとでは、入学したらカリキュラムに沿って作品を織っていきます。
【初等科】【高等科】【専修科】があり、少しずつスキルアップできるカリキュラムを用意しております。
↑初等科の一番最初の作品では、平織や斜文織を使い敷物や袋物の作品にチャレンジします。
11月中旬に入り、朝晩と冷え込んできました。
そして群馬県の教室は桐生市に移転して半年が過ぎました。
お庭の景色は葉の色が変化したり、窓を開けると鳥の鳴き声が聞こえたり、少し前は金木犀の香りがしたりと季節を感じられる教室です。
午前中は寒いかなっと思っていたら、縁側では日差しが入りとっても心地よい場所。
研修旅行の最後に訪れたのが、桐生市にある髙光織物工場さん。
創業は大正2年、歴史ある織物工場で、普段は工場見学ができる場所ではないのですが、代表の髙橋さんのご厚意で見学させて頂くことができました。
普段なかなか聞くことができない、生産者の声。
二日目の午後に訪れたのが、桐生市の【織物参考館・紫(ゆかり)】
桐生市は、西の西陣・東の桐生と呼ばれるほど織物文化が根付いており、歴史的にも関ヶ原の戦いで旗絹を一日で2,410疋も織り出したという逸話があります。
訪れた織物参考館・紫は現在でも、建物の奥でジャガード機が稼働しており、音を立てながら商品を織っておりました。
【のこぎり屋根】が特徴の建物が展示スペース。
今回の研修旅行は二日間とも天気がよく、観光日和。
この日は、宿の伊香保からバスで1時間弱の中之条へ。
中之条には、天蚕飼育で国内最大規模の繭生産量を誇る【登坂工房】さんがあります。
天蚕は日本在来の野蚕で、幼虫はクヌギの若葉を食べ山野で生息し、緑色の糸を吐き美しい繭をつくります。
全国でも天蚕農家さんは少なく、見学できる貴重な時間。
バスの運転手さんには、今回の旅行は普段行かないようなマニアックな旅行ですね、と言われました。
…そうですよね。
到着して案内をしてくれたのは、登坂工房の代表の登坂さんと島村さん。