4月に入り、草木染め糸染めコースの染色がはじまりました。

4月から3月まで、一年間でさまざまな染料で染色をおこない、12色の糸を染めていきます。

今回の糸染めコースは、東京校から3名が参加しスタートしました。

染料は、教室近くに育っている草木や市販の染料を使います。

これから一年間どんな色の染色ができるのか、染料が違うだけでなく、媒染が異なると色もさまざまですのでひとそれぞれの色が染まるでしょう。

まず第一回目の染色は【ギシギシ】

多年草で、明治ごろに渡来した帰化植物です。根の部分は羊蹄(ようてい)と呼ばれ皮膚病等の薬用になります。

まずは、教室前にあるギシギシを見つけ、それをとるところからスタート。

今まで道端にある草として見ていたものも、草木染めでは立派な染料となります。

そしてこれがどんな色になるのか、想像するのも面白いものです。

人数分の集めたギシギシの根の部分を使います。

そしてこれを輪切りにして染料とし、水を入れ煮出していきます。

沸騰したらその状態でキープしながら一染目をとり、再度ギシギシを水に入れこの工程を繰り返します。

赤みのある染液。媒染染料の場合、染色と媒染を繰り返し色が定着していきます。

媒染は、アルミ媒染・錫媒染・チタン媒染・銅媒染・鉄媒染とあり、色もそれぞれ。

今回は鉄媒染と…

銅媒染でそれぞれ異なる色合いに。

初回の染色は、草木染めの原理や流れを理解し、まずは糸に触れること。

少しずつ作業も慣れ、色が揃う喜びが出てくると思います。

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