今年最後の特別講習は、【紙布】の紙糸づくり。

紙布は、和紙でつくった糸を使用した布であり、和紙ならではの風合いと軽さ、保温性、吸水性があり、帯や着物としても人気があります。

糸の組み合わせかたによって種類があり、経糸、緯糸共に紙糸の場合を諸紙布、経糸が【絹】緯糸が紙糸の場合を絹紙布、経糸が【木綿】緯糸が紙糸の場合を綿紙布などと分けられます。

今回の講習会では、この紙糸をづくりを行いました。

東京校、毛呂山校から11名の生徒さんが参加し、和紙についての説明から、紙糸になるまでの工程を紹介しました。

そしてまずはじめの工程は、カッターで等間隔に和紙を切るところから始まりました。

紙糸は、切る太さによって、織り上がる布の風合いも変わります。

今回は4mmの太さで挑戦!左手に余分な力がかかってしまい、皆さん苦戦しておりました。

切ったあとは、紙を手のひらで転がし、糸の形をつくっていきます。

そしてつながっている糸を、1本の糸にし撚りかけ…

今回は、管巻きを使い撚りをかけました。

紙糸づくりは、手間と根気のいる作業…

この糸でできる布の風合いは、他の織物ではでない独特な布になります。

紙布で帯を計画している生徒さんもいますので、今後が楽しみです。

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