夏のお盆休みを利用して、福井県へ織物を巡る旅をしてきました。(恐竜博物館がメイン…。)

福井県で有名な織物に【羽二重】があります。
元々は、群馬県桐生市や栃木県足利市で生まれた羽二重でしたが、その技術を受け継いだ福井がその後最大の生産地となり、今や羽二重といえば福井というようになりました。

羽二重の特徴として、撚りをかけていない生糸を使うことがあげられます。
無撚の経糸は扱いが難しく、糊付けという作業も重要な工程となります。
また名前の由来は、筬の一羽(ひとは)に経糸を2本通して織ることから「羽二重」と呼ばれるようになったといわれています。

この細い生糸を撚らずに引き揃えて使うため、表面がなめらかで、柔らかく美しい光沢のある絹織物になります。

そしてここ福井県で羽二重について見学できる施設が、「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」。

歴史ある建造物に入ると、勝山市の織りの歴史や羽二重の特徴、工程など知ることができます。

2階では綛から糸枠に巻く、繰り返し工程が見れ、糸の動きを眺めていました。

建物の一角では、お蚕さんが糸を吐いている様子や、ちょっとした繰糸の体験もできます。

またもう一つ訪れたのが坂井市にあるチロルリボン工場「エイトリボン」さん。

毛呂山校の生徒さんに教えてもらい、調べてみたら見学とワークショップもできるとのことですぐに申し込みました。

色鮮やかな柄が特徴の「チロルリボン」。


エイトリボンは、かつて地域にあった8社のリボン工場が集まり「丸岡エイトリボン協業組合」を設立したことから始まりました。
その後、2015年に廃業しましたが、坂井市の織物会社「松川レピヤン」が引き継ぎ、現在もリボンづくりの技術が受け継がれています。

工場見学では、糸を準備する糸繰りから整経、そして製織まで、一本のリボンが出来上がる工程を実際の機械を見ながら丁寧に解説してもらえます。
ドラム整経を足踏みで制御したり、ジャカード織機の起動・停止の体験もでき、子どもにも喜ばれる工場見学となりました。

見学後は、さまざまなチロルリボンからチョイスして、オリジナルのバッチ作りも体験できます。


羽二重の歴史から現在のリボンづくりまで、福井に受け継がれてきた織物の技術を実際に見て学ぶことができ、とても刺激の多い旅となりました。

もちろん食事も美味しく、福井をたっぷり満喫できました。

.

公式facebookページ