‘手織りについて’ カテゴリーのアーカイブ
最近は暑くなったり、急な雨や雷があったりと、不安定な天候が続いております。
今年の梅雨明けはいったいいつになるのでしょうか…。梅雨明けが待ち遠しいです。
さて、昨日は、埼玉の毛呂山校の木曜日のクラスでした。
木曜日コースは、午前クラス・午後のクラス・夜間クラスの三つのクラスがあり、週一回3時間のクラスです。
今回は、午前中のクラスの様子を紹介します。
木曜日の午前クラスは比較的新しい生徒さんが多く、皆で切磋琢磨しながら織りに励んでいます。
カリキュラムは、八寸名古屋帯を織っている方や、マフラーを織っている方など様々。
色の好みや、作品の特徴も皆違い、楽しみながら織っています。
↑高等科のマフラー。今回で柄織りのカリキュラムも終了です。
苦労したことも多かったようですが、素敵なマフラーが完成したようです。
↑同じカリキュラムでも、色使いと糸の太さでも雰囲気や違いますね。
また、作品が終わる方もいれば、これから織り始めの生徒さんもいらっしゃいます。
管巻きをし、これから着尺が始まります。。。
糸染めから、準備も長く大変でしたが、緯糸が入って一安心です!
↑八寸名古屋帯が織り上がってきました。お太鼓の柄もうまく入ってます。
↑午後のクラスの生徒さんの作品のタペストリー。
木曜日は、たくさんのクラスがあるので慌ただしいですが、充実した一日にもなります。
昨日から7月に突入…
あっという間に今年も半分が過ぎ、教室では作品展を開催したり、新しい生徒さんの入学も多く、慌ただしくも充実した半年でした。
7月以降は、特別講習やイベントをより多く開催できればと思っております。新しい取り組みとしては、紙布づくりや着物のイベントなどを考えてますので、是非楽しみにお待ちください。
さて、先月もたくさんの生徒さんの作品が織り上がりましたので、少し紹介します。
【初等科】
初等科の最初の作品では、ランチョンマットやバック地などを織ります。
初めての作品ですが、糸の設計、整経〜織りまで一から学び作品をつくります。
まずは織り機の扱いに慣れるのが一番の目的です。
色違いでセットのランチョンマット。
きれいな綾織りのテーブルライナー。
緯糸を二色にした縞のバック。久しぶりのミシンだったそうですが、きれいに仕立てあがっていました。
【専修科 縫取り】
縫取りでは、課題の図案と自由な図案を、織りだしていきます。
蝶とチューリップがセットになっているクッション。色合いが鮮やかですね。
【専修科 二重織り】
二重織りでは、マフラーや袋物などを織ります。
アルパカの糸は、口の開きが悪く苦労していましたが、肌触りの良いマフラーが完成しました。
【研究科】
研究科では、様々な織り方に挑戦します。着尺を織る方も多いですが、ショールや敷物などの作品も人気です。
綟り織りのショール。透け感と色合いが涼しげですね!
オーバーショットの敷物。裏表の柄を組み合わせて、素敵です!
来月もたくさんの作品が織り上がるの楽しみにしています。
前回紹介した生徒さんの作品の続きです。
今回は、専修科、研究科の作品をカリキュラムの順に紹介していきます。
【専修科 縫取り】
専修科では縫取りで、課題のイラストと自由作品を織ります。
↑バラの花が縫取られた椅子のカバー
↑色使いがきれいな額装。額も自分で描いた手作りです。
【専修科 綴織り】
綴織りでは、経糸が見えないように織り、タペストリーや敷物などを織ります。
↑中細の毛糸と使って椅子のマットを織りました。
【専修科 二重織】
二重織りでは、織りの特性をいかし、袋物やマフラーをつくります。
↑カシミヤの糸を使い、色糸効果をあわせた二重織マフラーを織りました。
柔らかい仕上がりです。
【研究科】
研究科では、今までのカリキュラムを通して自分が好きな作品を織ります。
洋物、和物問わず試作をしたり、また糸の種類も様々です。
↑高等科のカリキュラムを織り、窓かけを織りました。
↑タペストリーとブックカバーを、花織の練習で織りました。
↑今まで織った作品のあまり生地を組み合わせ、素敵なバックに!
↑様々な組織を、緯糸と経糸の色をかえ織り見本となる壁掛けになりました。
拡大するとそれぞれの組織が見えますね。
↑花織で九寸名古屋帯に仕立てました。
先週の日曜日は、大間々校の授業でした。教室まで埼玉から車で2時間ほどかかりますが、東京校、毛呂山校とは違った環境に向かうので、月2度のちょっとしたドライブです。
また過ごしやすい季節になり、外からはうぐいすの鳴き声が聞こえ、季節を感じながら機織りも楽しめます。
教室の玄関にもつつじの花がきれいに咲いてます。
大間々は現在9名在籍しています。珍しく着尺のカリキュラムの方が多く重なり、準備段階の方から織っている方と、半数以上が絹と木綿の着尺を織っています。着尺専用教室のようですね。。。
↑これから織り始めです。まずは投げ杼の扱い方を練習中。
↑初めて着尺の整経をし、経糸の長さと大変さを実感です!
管に糸を巻いたり、経糸の準備をしたりと様々な行程があります。
これから皆が着尺を織ると、まさに工場のように…
今後が楽しみです。
また大間々校は、一名席が空いております。教室見学は随時可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
■■大間々校■■
群馬県みどり市大間々町小平624-1
tel:0277-72-4045
開講日:第一、第三日曜日 10:00〜17:00(お昼休憩12:00〜13:00)
ゴールデンウィークも終わり、日に日に暖かい陽気になってきました。
緑も生い茂り、染色も楽しみな時期の到来です。これから緑系の色が染色できそうです。
また手織コースでも、作品展の前後で多くの作品が織り上がってきています。
今回は、カリキュラムの【初等科】【高等科】の生徒さんの作品について紹介します。
【初等科】では、織り方の練習でマフラーやランチョンマットなどの作品をおります。
↑経糸を1本交互の縞にし、色鮮やかなテーブルセンターに仕上がりました。
↑バック地にあわせて、紐も黒と赤に。使い勝手のよいバックになりました。
【高等科】では、柄織やノッティング、木綿の着尺を織ります。
↑優しい色合いのマフラーですね。
↑ユニオンジャックをモチーフに、配色をかえると雰囲気もだいぶ変わりますね。
↑中細毛糸で手触りのよいバックに仕上がりました。
次回は専修科・研究科の作品を紹介します。