手織教室はたおとでは、初心者のかたから経験豊富な方まで、

レベルに合わせた教室独自のカリキュラムで、様々な作品に取り組んでいます。

また実技だけでなく、月に一度教室では講義も行っています。

今回は、東京校での講義の様子を少し紹介したいと思います。

東京校では、毎月第二日曜日の午前中に一時間半ほどの講義があります。

講義内容は、織物の歴史から組織図、色彩など、知識から織りの技法等、幅広く学びます。

織るだけなく、組織の書き方や、織物設計など、事前の準備も大事です!

その場だけでなく、学んだことを自分のカリキュラムに落とし込み、実践して取り込めるといいですね。

梅雨入りし、例年より不安定な天気が続いております。

先週末の染色コースも雨の中での染色となりましたが、3名受講しました。

今回の染色は【黒檀】の染色です。

まずは黒檀を煮出し、染液をとります。

そして午前中に媒染ごとの色サンプルをとり、色合いをみます。

それぞれの色のサンプルができあがりました。落ち着きのある色合いですね。

午後からは、好きなショールなどを染色していきました。

今回のランチは…

あさりのパスタとムール貝のパスタでした。

来月の染材は何でしょうか…。

前回紹介した生徒さんの作品の続きです。

今回は、専修科、研究科の作品をカリキュラムの順に紹介していきます。

【専修科 縫取り】

専修科では縫取りで、課題のイラストと自由作品を織ります。

↑バラの花が縫取られた椅子のカバー

↑色使いがきれいな額装。額も自分で描いた手作りです。

【専修科 綴織り】

綴織りでは、経糸が見えないように織り、タペストリーや敷物などを織ります。

↑中細の毛糸と使って椅子のマットを織りました。

【専修科 二重織】

二重織りでは、織りの特性をいかし、袋物やマフラーをつくります。

↑カシミヤの糸を使い、色糸効果をあわせた二重織マフラーを織りました。

柔らかい仕上がりです。

【研究科】

研究科では、今までのカリキュラムを通して自分が好きな作品を織ります。

洋物、和物問わず試作をしたり、また糸の種類も様々です。

↑高等科のカリキュラムを織り、窓かけを織りました。

↑タペストリーとブックカバーを、花織の練習で織りました。

↑今まで織った作品のあまり生地を組み合わせ、素敵なバックに!

↑様々な組織を、緯糸と経糸の色をかえ織り見本となる壁掛けになりました。

拡大するとそれぞれの組織が見えますね。

↑花織で九寸名古屋帯に仕立てました。

先週の日曜日は、大間々校の授業でした。教室まで埼玉から車で2時間ほどかかりますが、東京校、毛呂山校とは違った環境に向かうので、月2度のちょっとしたドライブです。

また過ごしやすい季節になり、外からはうぐいすの鳴き声が聞こえ、季節を感じながら機織りも楽しめます。

教室の玄関にもつつじの花がきれいに咲いてます。

大間々は現在9名在籍しています。珍しく着尺のカリキュラムの方が多く重なり、準備段階の方から織っている方と、半数以上が絹と木綿の着尺を織っています。着尺専用教室のようですね。。。

↑これから織り始めです。まずは投げ杼の扱い方を練習中。

↑初めて着尺の整経をし、経糸の長さと大変さを実感です!

管に糸を巻いたり、経糸の準備をしたりと様々な行程があります。

これから皆が着尺を織ると、まさに工場のように…

今後が楽しみです。

また大間々校は、一名席が空いております。教室見学は随時可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

■■大間々校■■

群馬県みどり市大間々町小平624-1

tel:0277-72-4045

開講日:第一、第三日曜日 10:00〜17:00(お昼休憩12:00〜13:00)

先週の土曜日は、月に一度の糸染めコースの染色の日でした。

糸染めコースは、1年をかけて12色の色の糸を毎月染めていきます。

先週は今年度2回目の染色です。またまだ糸の扱い方や、草木染めに悪戦苦闘ですが、毎回出る色を楽しみながら、それぞれ特徴のある色の糸へ染めています。

天候に恵まれ、暖かかったこの日は、欅(けやき)の染色を行いました。

けやきの幹材をチップ状にし、煮出して染液をとります。

染色、媒染を繰り返し、自分が納得し、出た色を楽しみます。

これらの糸がどんな着物や生地になるのか…皆今後の織りへの想像をしながら、この日も無事染色を終えました。

今日のランチは…。

麻婆麺の予定が、急遽トゲクリガニのトマトパスタにグレードアップ。

たまには良いこともありますね!

公式facebookページ