先日、マリア書房さんから発刊されました【JAPAN TEXTILE  手織りと紡ぎのある風景】

手織教室はたおと 毛呂山校が紹介されました。

全国の教室や工房、アトリエなど創作現場にスポットを当てた手織りと紡ぎのインテリアブック集となっています。

素敵な教室や工房の風景や作品が写真でわかりやすく掲載されており、見所満載です!

インターネットや、書店で購入することができるので、是非ご覧になってください。

■書籍情報■

判型:A5定型 144頁

発行:2013年7月

定価:2,310円(税込)

今回の個展のテーマは【日本の四季】(仮)

10月に開催予定である丹治先生の個展にむけ、着実に着尺が織り上がっております。

市松織により、さまざまな日本の風景や色を着物で表現しており、10数点を出品します。

昨年より、個展にむけ織りはじめた着尺も現在10点が完成しており、今も次の作品にむけ糸の準備中です。

こちらの糸がどんな表情の着物になるのか楽しみです。

また今準備している着尺の糸は【いろどり】という地元埼玉の絹糸をつかっています。

国内の養蚕農家が少なくなってきている現在、埼玉でも数少ない家蚕の糸です。

非常に光沢のある糸で、織上がりの風合いがお気に入りの糸だそうです。

この埼玉の糸とともに、今後も織と着物の文化、そして素晴らしさを伝えていければと思います。

是非個展にてご覧ください。皆様のご来場をお待ちしております。

個展の詳細はまた後日お知らせします。

【木綿の着尺】

はたおと高等科のカリキュラムです。着尺を着物にする方や、作務衣にする方、洋服にする方などはさまざま。

昨日の毛呂山校では、このカリキュラムで完成した着尺が着物に仕立てあがってきてたので、みんなで着物をみて、完成の喜びを分かちあいました。

毛呂山校の生徒さんが教室にある八寸名古屋帯で、試しに着付けをしてくれました。

普段着物を着る方なので、テキパキとあっという間に着付けの完了。

やはり着物にして着ると、着尺のころとは表情が変わり、その人にあった素敵な着物になっていました。

縞の設計から糸の染色、整経〜織まで時間はかかりましたが、織ったものがきちんと形になると感慨深いですね。

最近では着物を着る機会が減ってきているとは思いますが、このように自分で一からつくった、自分だけの【着物】を着て街を歩く機会を、今後つくっていきたいものです。

手織コースの高等科の最後のカリキュラムには【木綿の着尺】があります。

この作品は、着尺の縞の設計から、糸の染色、そして織まで一貫して行なうので、今までの作品に比べて手間と時間がかかります。が、織り上がるものは全てオリジナル!自分だけの着尺が完成します。

着尺は着物にする方や、作務衣にする方、洋服にするかたなど様々です。それぞれの思いをもって着尺を織り上げます。

今回はその着尺の糸染めの実習を紹介したいと思います。

ほとんどの方がこの実習がはじめての染色となりますので、染色の方法や、色の配合の仕方など真剣に聞いてます。

この日も暑く、汗をかきながらの作業。。。熱中症にならないように水分をこまめに補給をしての染色です。

そして今回の染色で活躍したのが、先日設置した【ミストシャワー】です。

粒子の霧を噴射することで、気化熱を利用して温度を下げてくれます。気持ち的にも涼しく感じますね!

今後夏の染色には必須アイテムになりそうです。

ミストシャワー

そしてお昼ご飯を食べて、午後も染色の続きです。

計画どおりの色に染め上がったでしょうか…。

最後は暑さと疲労で皆疲れていましたが、染め上がった糸をみて皆笑顔が浮かんでいました。

今回は、東京校、そして大間々校の生徒さん計6名が参加しました。暑い中皆さんお疲れさまでした。

この糸が着尺になるのを楽しみにしてます!

先月、今月と【栗の落花】による草木染めを行ないました。

毎年この時期(6月〜7月)に近所の栗の木から落ちる花を集め、染色をしています。

今回の染色も、落花を採取するところから始まりです。

採取した落花を、煮だして染液を数回抽出し糸染めをします。

今回は鉄媒染と銅媒染で絹糸を染めました。

鉄媒染では、赤みのかかったきれいなグレーに染め上がりました!

媒染の違いや、濃度の違いにより様々な色の糸が並び、綺麗ですね。

また今月は気温が一段と高くなり、火を使う染色ではこの気温との戦いでもあります。

水分補給をしながら、昼食には冷たいかぼちゃのスープと冷製パスタで一休み。

来月は火を使わない、【藍の生葉】による染色を行ないます。

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