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最近のあいさつは、「今日も暑いですねー。」から始まります。
8月に入り気温上昇はもちろんですが、ゲリラ豪雨や雹が降ったりと天候が安定しない日々が続いております。
そしてこの暑さのなか、先月末に専修科のカリキュラムである【八寸名古屋帯】の糸染めを行いました。
使う糸は、経糸に絹平巻き、緯糸にふい絹を使用します。
経糸は一色、緯糸は三色に染め、お太鼓と前柄は縫い取りにより柄を織り表します。
今回は、東京校・毛呂山校の4名の生徒さんが参加しました。
午前中は経糸の染色。それぞれ生徒さんが染めたい色見本をもってきているので、それに合わせて先生が染料の量を調整します。
酸性染料の○○を何g、赤少々、黒少々。など、赤みや青みなどで微調整を行いながらそれぞれの色を染めていきます。
暑い中なので、冷風扇やミストシャワーなどを使い、熱中症対策…水分補給もしながらそれぞれの色を染めていきました。
梅雨明けのニュースが流れ、これから一週間の予報を見ると暑い日が続きそう。
この記録的暑さは毎年のように続き、もう例年通りの暑さへと変わりつつありますね。
そして8月も近づき、はたおと新聞も今編集しております。
今回の内容は、管巻きのポイントや、生徒さんの作品紹介、組織図などなど。
6月の糸染めコースの染色実習は【桑】
毎月異なる染料を使い草木染めを行いますが、今月は緑系の染色。
緑を染めるときには、この時期ですと蓬(よもぎ)や蕗(フキ)、臭木の葉などがあります。
第二弾の染色実習は、【初めての草木染め】。
毎年ゴールデンウィーク期間中に開催しているこの染色実習は、草木染め初心者の方向けの講習会となります。
草木染めがどのような原理・工程で染まるのか、身近にある染料を使い絹糸を染める実習。
この染色では、扱いやすいループヤーン・ロービングの糸を使います。
ループヤーンやロービングの糸のショールは、とても柔らかく、かさばらないので教室でも人気の糸。
↑染色をしていないループヤーンで織ったショール。
ゴールデンウィークもあけ、教室も各クラス再開しております
連休中は毛呂山校では、糸染めの特別講習をいくつか開催しました。
またその様子はブログにて紹介します。
さて本日は、生徒さんの作品を紹介したいと思います。
はたおとのカリキュラムは初等科から始まり、高等科の作品三つ、そして専修科では六つの作品を織ります。
初等科では最初に、平織・斜文織の作品を一つ織ります。
整経から始まり、たて巻き、綜絖通し、筬通しと一連の流れを行います。
ほとんどの生徒さんが初めて行う作業…。最初は指の使い方も慣れませんが、徐々に一連の流れを理解していきます。
二つ目では、見本織り(60種類の組織)から好きな組織を選び作品を織ります。
↑ご自身で作った絵本の表紙を、そのイメージカラー・織り方を選び製本しました。