‘手織りについて’ カテゴリーのアーカイブ
梅雨も明け、今日も暑い日となっております。
そして今週からオリンピックも開幕し、こちらも熱い日が続きます!
さて本日は、教室の生徒さんの作品を紹介したいと思います。
はたおとのカリキュラムには、初等科から専修科があり、初心者の方でも徐々にスキルアップができる内容を用意しております。
最初は扱いのしやすい太い糸で、機拵えから織りまで行っていきます。
↑初等科最初の作品のバック。ほとんどが初めての作業。
毎月第二日曜日の午前中は、東京校で講義を行なっています。
織物の歴史や、織物製造の知識、組織図の作り方などなど。
織るだけでなく、講義と共に織物を学んでいきます。
今月の講義では、【織物分解及び設計法】をしました。
分解する布の、【表と裏】【経糸と緯糸】【素材の判別】【番手の計算】【筬密度】【縞の配列】【組織】など…
それぞれの項目ごとの識別の方法を学び、これからの織りに役立てます。
その中で分解鏡を使い、筬密度を調べ縞の配列も確認します。
月に二度の桐生校。一月に寒さも厳しくなってきましたが、いつも明るいクラス。
この日は、お休みの方が多くゆったりとした時間が流れていました。
織っている人は少なく、整経をしている人や、筬通しをしている方や…
昨年に引き続き、今年も目白大学社会学部社会情報学科にて講義をする機会をいただきました。
この講義では、さまざまな職業の方が講師として登壇し、その職種のデザインの仕方や考え方を学生さんに伝えます。
今回は【手織教室はたおとのデザイン】を3つの視点からお話しました。
素材のことや、組織の話、そしてコンセプトについて、実際の作品や動画を交えて紹介しました。
普段は教室の生徒さんに月1で講義をしていますが、機織りに馴染みのない学生に向けての講義ですので、わかりやすく話すことを心がけて。