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今年も早いものであとひと月を切りました。
急に寒くなってきたので、風邪の方も少しずつ増えてきて体調管理が難しい時期ですね。
さて、本日は先日の染色実習の様子を少し紹介したいと思います。
10月に続き、この日も木綿の染色実習。
入学してから一年過ぎた頃の生徒さんがこの染色実習に参加することが多いです。
まず染色をする前に、縞の設計を行います。
普段の洋服やインテリアから「このストライプいいな」と思うもの、また教室で使われてきた縞を参考に、自分だけの縞をデザインします。
まずは紙に縞の幅と色の順序を書き出し、それに応じてどの色をどれだけ染めるか「本数と綛数」で計算します。
初心者でも、この設計 → 計算 → 染色の流れを理解することで、狙い通りの縞を計画します。
織物は意外と計算が多いです。

そして染色当日は、サンプルから染料の量を決めてから染色します。
11月30日(土)に東京展の最終日を迎えました。
今回の東京展は、休日の開催が土曜日だけだっため最終日はたくさんの方にご来場いただきました。
久しぶりに会った生徒さんもおり、近況を聞けるのも嬉しいものです。
今回は友の会の生徒さんの作品も多く、皆さんご自宅で一人で機織りを頑張っていたんだと感心しました。
次回開催のときにも、皆さんの出展をお待ちしております。
さて本日も作品展の各賞の発表を行いたいと思います。
【奨励賞 木綿着物】

2日目の作品展も快晴の中開催しました。
会期中は、合間にレンタサイクルで街を探索…。少し桐生が詳しくなりました。
さて、本日も2日目の様子を少し紹介したいと思います。

糸染めから織までした木綿の着尺を見ている生徒さん。着物姿(ご自身で織った着物と帯)が絵になってパシャリ。
いつからか体育の日はスポーツの日と変わり、日付も第二月曜日となりました。
三連休通して天候もよく、スポーツの日の染色も良い天候の中で行えました。

さて、本日は三連休初日の土曜日は毛呂山校土曜日コースの様子を紹介したいと思います。
作品展が近づいてきて教室では作品がたくさん仕上がってきました。

↑専修科最後の絹の着尺を、着物に仕立てました。
経糸は黄色でしたが、緯糸の色でグッと落ち着き、纏うとまた印象が変わります。
今回の展示会も、たくさんの着物が展示できそうです。

↑高等科カリキュラムの柄織りマフラー。太い縞の中に、緑・紫の細い縞が入っています。
ここでのカリキュラムは綜絖通しと踏み順が今までに比べると少し複雑になりますが、丁寧に織れていますね。

↑研究科になると色々な織り方にチャレンジします。織りたい作品に取り組み、ご自身でポシェットに仕立てました。

↑初等科のカリキュラムで膝掛けを織りました。作品の上にあるのは組織図。
紙を切って、経糸・緯糸の色で塗り、織ったときのイメージを深めました。素晴らしい!
どんどん作品も仕上がり、次の日の日曜日クラスでもたくさんの反物が織り上がりました。

作品展までおよそ1ヶ月…今回も300点以上の作品を展示します。
ゴールデンウィーク期間中は毎年染色実習を行なっています。
染色実習の内容もそれぞれ異なり、毎月行っている草木染めの実習とは少し変わった内容の染色となっております。
1日目は【木綿着尺の化学染め】
この糸染めは、高等科の最後のカリキュラム。
前回のブログでも紹介しましたが、縞の設計から糸染め、そして織りまで行う大作です。
まずは決めた縞の色はどの染料を使うのか決めていきます。

木綿の染色では【直接染料】を使い、普段馴染みのない名称の染料ばかり。
