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はたおとのカリキュラムには、専修科に八寸名古屋帯(角帯・半幅帯)があります。
このカリキュラムでは、糸の染色から行い、お太鼓柄は皆さん好きなデザインを考え縫取りで織り表していきます。
昨年の作品展でも、多くの名古屋帯の作品が展示されました。
↑正倉院の唐草文様からデザインしてお太鼓柄にしたり…
3月も終わりあっという間に新年度が始まりました。暖かい日が続いたと思ったら急に雪が降ったりと洋服選びを失敗する日がたびたび…
桜も寒い時期のお花見となりました。
さて先月の土日も天気が良く、染色日和。
二日間でたくさんの生徒さんが実習に参加しましたので、少し紹介したいと思います。
今月の染料は【欅 けやき】
欅はニレ科ケヤキ属の広葉落葉高木。
木目が綺麗で、材質が硬いため建築材として使われることが多いです。
そんな欅の木材を機械で細かくして、染料としました。
作品展が終わって、4か月ほどが経ち教室でも新しい作品がたくさん出来上がっています。
時期的にマフラーを織る方も多く、使う糸や組織も皆さんそれぞれ。
教室で人気の糸は、教室の最寄り駅・浅草橋駅すぐの【ITORICOT】さん。
工業用のあまり糸や日本の優れた技術の糸などを取り揃えており近くの人気のお店です。
スコットランド製のラムウールなどを扱う【タリフ】さんもマフラーや服地を織る方によく使われています。
またまたベビーアルパカの専門店【 QUE?ITO】さんや、カシミヤが豊富な【恵糸や】さんなど、それぞれ異なる糸の中から好みの糸を購入して、機織りに取り組んでいます。
↑ITORICOTさんのカシミヤの糸で織った二重織のマフラー。
第二日曜日は、東京校の講義の日。毎月行う講義では、織物の歴史や組織図などさまざまなことを学びます。
今回の講義の内容は【色糸効果】
色糸効果は、織物組織と色糸の配列の仕方によってできる模様のことです。
1月に入り、2025年の各クラスの授業がすべて始まりました。
新年の最初の授業を着物姿で来てくれた生徒さんもおり、新年らしい機織りの教室。
着物を着て機織りをしていると、ここだけ時間がタイムスリップしたような感覚になります。
花織の着尺もあと少しで完成。次回いよいよ終わりが見えそうです。