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今回の個展のテーマは【日本の四季】(仮)

10月に開催予定である丹治先生の個展にむけ、着実に着尺が織り上がっております。

市松織により、さまざまな日本の風景や色を着物で表現しており、10数点を出品します。

昨年より、個展にむけ織りはじめた着尺も現在10点が完成しており、今も次の作品にむけ糸の準備中です。

こちらの糸がどんな表情の着物になるのか楽しみです。

また今準備している着尺の糸は【いろどり】という地元埼玉の絹糸をつかっています。

国内の養蚕農家が少なくなってきている現在、埼玉でも数少ない家蚕の糸です。

非常に光沢のある糸で、織上がりの風合いがお気に入りの糸だそうです。

この埼玉の糸とともに、今後も織と着物の文化、そして素晴らしさを伝えていければと思います。

是非個展にてご覧ください。皆様のご来場をお待ちしております。

個展の詳細はまた後日お知らせします。

手織コースの高等科の最後のカリキュラムには【木綿の着尺】があります。

この作品は、着尺の縞の設計から、糸の染色、そして織まで一貫して行なうので、今までの作品に比べて手間と時間がかかります。が、織り上がるものは全てオリジナル!自分だけの着尺が完成します。

着尺は着物にする方や、作務衣にする方、洋服にするかたなど様々です。それぞれの思いをもって着尺を織り上げます。

今回はその着尺の糸染めの実習を紹介したいと思います。

ほとんどの方がこの実習がはじめての染色となりますので、染色の方法や、色の配合の仕方など真剣に聞いてます。

この日も暑く、汗をかきながらの作業。。。熱中症にならないように水分をこまめに補給をしての染色です。

そして今回の染色で活躍したのが、先日設置した【ミストシャワー】です。

粒子の霧を噴射することで、気化熱を利用して温度を下げてくれます。気持ち的にも涼しく感じますね!

今後夏の染色には必須アイテムになりそうです。

ミストシャワー

そしてお昼ご飯を食べて、午後も染色の続きです。

計画どおりの色に染め上がったでしょうか…。

最後は暑さと疲労で皆疲れていましたが、染め上がった糸をみて皆笑顔が浮かんでいました。

今回は、東京校、そして大間々校の生徒さん計6名が参加しました。暑い中皆さんお疲れさまでした。

この糸が着尺になるのを楽しみにしてます!

じめじめ、むしむしと嫌な気候が続いてますね。早く梅雨明けが待ち遠しいこの頃…

本日も東京の教室では、トントンという音をたてながら機織りです。

そして今月も続々と作品が織り上がってきましたので、少し紹介させて頂きます。

最近は入学者が多く、初等科〜高等科の作品がおおいので今回はその中から紹介です。

【初等科】

↑ランチョンマット

最近入学されたかたの最初の作品です。1枚目と2枚目は緯糸を変えて織ってます。

↑マフラー

2番目の作品のマフラー。様々な柄の中から好きな柄を選択して織ります。

冬が待ち遠しいですね。

【高等科】

↑柄織マフラー

この作品は一つのリピートが長いので、最初は覚えるのに少し苦労します。

↑柄織バック、巾着

トートバックと、余り生地で巾着をつくりました。セットで素敵です。

↑ノッティングマット

色使いが素敵なノッティングマット

↑ノッティングマット

洋梨のイラストがかわいいですね。

↑木綿 着尺

縞の設計から染色、そして織りまで…力作の完成!これから仕立てる予定です。

ここまでが高等科のカリキュラムです。作品の種類や大きさによって織り上がる期間は人それぞれ。

皆さんそれぞれのペースで織を楽しんでいます。

本日は、月に二回の大間々校の授業の日です。

去年より少しずつ生徒さんが増えてきて、現在は10名満席です。

大間々校は駅から遠いため、ほとんどの方が車がきております。

昨年の始めは駐車場に余裕をもって車を停めることができましたが、今では教室の前の駐車場もパンパンです。

そして本日は作品が織り上がる方が多かった一日でした。

皆、糸の準備から織る大変さを知っているので、織り上がると織り機の周りに集まって喜びを共有しています。

この苦労と喜びは、織をやっている人だけがわかることですね。

↑絹の着尺が織りあがった様子です。この瞬間はいつみてもいいですね。

この着尺は経糸を檜の皮で染めました。

↑本日織り終わり、新しい作品の整経をしています。

どんな作品が織り上がるのか…。

↑これから筬通し。あと少しで織り始めですね。

大間々校は、自然の中でいつも明るい雰囲気で織を楽しんでいるので一日があっという間に過ぎていきます。

昨日は、月に一度の【染色 糸染めコース】の日でした。

糸染めコースは、今月より1年間で12種類の草木染めを行ないます。

第一回目は『よもぎ』の染色です。

よもぎは春に採れ、お灸のもぐさや草餅として利用されますが、はたおとでは【染材】としてつかいます。

よもぎ

まずは、毛呂山校の近所でこのよもぎの採取から始めます。

そして午前中は、よもぎを煮だして染液を抽出し、染液ができたら染色〜媒染を繰り返します。

よもぎは銅媒染で鮮やかな緑色に染まりますので、今回は絹糸をこの銅媒染で染色しました。

よもぎ_染色

きれいな緑色に染まりましたね。

来月は何を染めるのか…。

よもぎ_絹糸

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