‘手織りについて’ カテゴリーのアーカイブ
今年も残すところ一ヶ月を切りました。
2013年のはたおとの行事としては、毛呂山校でのミニ作品展や夏休みのちびっ子体験、
10月には丹治先生の個展を開催しました。
また特別講習も、藍の型染めやウールの段染めを2回ずつ、どちらも満席で開催しました。
来年は作品展もあり、また様々な講習会を開催予定ですので、楽しみにお待ち下さい。
そして年末になり、教室では生徒さんの作品も多く織り上がってきました。
前回同様、今回も作品を交えながらカリキュラムの説明をしていきます。
【専修科】
まず専修科のカリキュラムには5がつあり、そのひとつに【綴織り】があります。
綴織りは、経糸が見えないように緯糸をいれていき、柄や図案を織り出していきます。
↑様々なイラストが配置された素敵なタペストリーです。
↑こちらは綴織りをつかってバックに仕立てました。
また【袋織】のカリキュラムでは、マフラーやクッションカバーなどを織ります。
↑コチラは、袋織をうまく活用した、状差しです。素晴らしいアイディアですね。
↑袋織で、片方の端をあければ幅広のマフラーも織ることができます。
その他カリキュラムの八寸名古屋帯や、縫取り、絹の着尺などが終わると、無事修了となります。
その後研究科では、洋服地や着尺、インテリア地など、自分の好きな作品を織っていきます。
【研究科】
↑花織の練習で、コースターを織りました。
↑好きな織り方、素材でショールなども織り上がりました。
↑もじり織で、透け感のある暖簾
↑オーバショット織でテーブルセンター
こちらを拡大するときれいな柄が浮かんでいます。
機織りをしたいけど、何を織りたいかまだ決まっていない方などは、カリキュラムで色々な織物や作品を学び、その中で自分に向いているものを見つけて、一生の趣味として楽しんでいます。
今回もはたおとカリキュラムについて作品を交えて紹介します。
前回は初等科のカリキュラムでしたので、次は高等科のカリキュラムです。
高等科のカリキュラムは3つあり、一つ目に柄織をします。
綜絖の通し方、踏み方も今までの作品とは異なり複雑になりますが、素敵な柄が出てきます。
作品はマフラーや、バック地など様々です。
次のカリキュラムではノッティングを織ります。
マットにしたり、タペストリーにしたりと、用途により結ぶ糸を選択し織っていきます。
織り方の技法がこれまでの作品と違い、地道な織ではありますが、好きになる方も多い織り方です。
高等科最後のカリキュラムでは、木綿の着尺を織ります。
縞の設計から糸の染色、織までおこないます。
現在この木綿の着尺に取り組んでいる方が、東京校、大間々校、毛呂山校ともにたくさんいらっしゃいます。
本日は月二回ある群馬県の大間々校の授業の日です。天気もよく、今日もみなさん機織りに集中しています。
大間々校は現在10名の生徒さんがおり、機織り初心者の方から経験者の方まで様々です。それぞれが自分のペースにあわせてカリキュラムに取り組んでおります。
本日は、そのカリキュラムを作品の順に少しだけご紹介します。
まず初等科では、製織の基礎を学び、織り機の仕組みを理解していきます。
ほとんどの方がはじめて織り機に触れるので、最初はランチョンマットやバック地などを基本的な織りで作品をつくります。
最初は太めの糸を使い、準備から織りまで一連の流れを経験します。初めてづくしで、悪戦苦闘ですが最初の作品は思い出深いものになると思います。
2番目の作品では、60種類の柄の見本を織り、その中から好きな織り方で作品を織ります。
マフラーやブックカバー、他にはクッションやバックなど、糸の種類や色、作品もひとそれぞれ…
初等科では、織りの仕組みと作品を一から作り出す楽しみを学びます。
次回は高等科のカリキュラムを紹介します。
先週の水曜日まで開催されていた、丹治先生の個展も無事終了しました。
ご来場頂いた皆様、お越し頂き誠にありがとうございました。
また2年後の開催に向けて(まだまだ未定ですが…)、少し休憩をして、また新たな挑戦をしてきます。是非楽しみにお待ち下さい。
そして手織教室はたおとの授業も通常どおり、本日も開校しております。
本日は、東京校水曜日Bコースを少し紹介したいと思います。
本日の水曜Bコースは、奇跡的にほとんどの方が着尺の準備や織りをしていました。
普段の教室では、様々なカリキュラムがあるので、マフラーを織っている方やバック地を織っている方や、タペストリーを織っている方など様々なのですが、この日はほぼ全員が着尺をあつかっていてびっくり!!
↑こちらは経巻きをしています。縞が素敵な、木綿の着尺です。
↑これからそうこう通し。自分で染めた絹糸をつかって着尺を織る予定。
↑絹の着尺がちょうど完成しました。こちらは洋服地になる予定!?です。
そして最後は織り上がった着尺が、着物に仕立てあがりました。
皆さんに初お披露目でき、完成の喜びを分かち合っておりました。
着尺ばかりの珍しいクラスの紹介でした。
昨日は、埼玉の毛呂山校の手織コースの日でした。
毛呂山校の手織コースは、木曜日、土曜日に開講しており、昨日の木曜日は朝、昼、夜の3つのクラスで、それぞれ織を楽しんでいます。
朝のクラスは、最近入学された方がおおく、昼のクラスはベテランの方がおおく、そして夜のクラスは少人数でクラスごとに雰囲気も作品も異なります。
本日は、木曜昼コースの織の様子をご紹介します。
お昼のクラスは14:00〜17:00まで3時間、毎週それぞれのカリキュラムに沿って織りを楽しんでいます。
↑縫取りの作品を織っています。こちらはタペストリーになる予定!すごく細かい作業を集中して織っています。まだ始まったばかりですが完成が楽しみですね。
↑こちらは【紫根】で染めた絹糸を経巻きしています。今後市松織りで着尺を織ります。
↑これからそうこう通し。今半分ぐらいですが、集中力と根気のいる工程です。
↑モンクスベルトを追っています。秋らしい暖かい色の毛糸で、ピアノカバーを織っています。今年中に完成!?予定。
そして早いもので半年後には2年に一度の作品展が開催されます。
あっという間ですが、今後も沢山の作品が完成するのを楽しみにしています。