‘生徒手織作品’ カテゴリーのアーカイブ
今月も残すところ半月です。
今日から、各クラスとも今年最後の授業に突入しました。
今年は多くの生徒さんが入学し、ほとんど全てのクラスが満席です。
作品が織りあがれば、嬉しさを共有しあう仲間も増え、また切磋琢磨しながら作品づくりに没頭した一年でした。
さて、今回は【専修科】のカリキュラムの作品を少しずつですが紹介させて頂きます。
一つ目が縫取りの作品です。
はたおとのカリキュラムには初等科、高等科、専修科、研究科があり、
それぞれのカリキュラムの中で様々な作品を織っていきます。
徐々にスキルアップできるようなカリキュラムとなっており、
糸の本数を増やしたり、糸の種類も木綿やウール、絹などを扱います。
その中のひとつ【高等科】のカリキュラムの作品を少しですが紹介させて頂きます。
一つ目の作品は柄織りです。
平織りと紋糸を交互にいれ、柄を織り出していきます。
早いもので、今年もあと一ヶ月となりました。
今年一年は、作品展があったり、型染めの講習会やカラーコーディネートセミナーなど様々なイベントがありました。
来年も新しい講習を予定しておりますので、是非楽しみにお待ちください。
さて、先月もたくさんの作品が織り上がりました。
カリキュラムの初等科の作品を少しではありますが紹介させて頂きます。
【初等科】
初等科最初の作品では、ランチョンマットやバック地などを織ります。
最初は、織り機に慣れる事、そして織るだけでなく一連の準備をすることが大事となります。
初めてのことが多い機織りの準備ですが、試行錯誤しながら身体を動かしながら覚えていきます。
↑二枚をあわせて、小風呂敷が出来上がりました。
↑ステッチが白と黒でアクセントとなっていますね。
↑敷物は房の結び方も練習します。敷物も緯糸の種類や織り方によって、雰囲気が異なる作品となります。
初等科、二作目では綜絖の通し方も複雑になり、色々な組織を織り出していきます。
↑木綿だけでなく、毛糸の扱いも練習します。糸の性質が異なると扱い方や織り方も変化します。
これからの季節に実用的なマフラーが織り上がりました。
↑家具の寸法にあわせて、長さや色使いも設計しました。
↑洋裁の得意な生徒さんも多く、形も様々な素敵なバックに仕立てあがりましたね。
次回は高等科の作品を少し紹介します。
第一、第三日曜日は群馬県みどり市にある大間々校の機織りの日です。
この日は、生徒さんからとっても綺麗なザクロをたくさん頂きました。
お昼休憩のときに、おやつとして…そして果皮は来月の染色実習の日に利用させて頂く予定です。
トウモロコシのような形の色鮮やかな赤い実を、みんなでおいしくいただきました。
果皮は乾燥させ、来月の染色で活躍予定です!
さて、教室は現在10人と満席です。
最近新しく入った生徒さんや、休みから復帰した生徒さんなど、賑やかに機織りを楽しんでおります。
↑花織の練習を織り始めました。
↑経糸の準備…これから絹の着尺を織る予定です。
↑縫取りの作品で、バックが仕立てあがってきました。
大間々校では、教室見学を開講日(第一、第二日曜日)随時可能です。
是非ご興味のある方はお気軽にお越し下さい。
日本には、子供が誕生し成人するまでに様々な行事があります。
その一つに【七五三】があります。
この七五三は、毎年11月15日に神社に幸運を祈願するために参拝をします。
はたおとの教室では、毎年この七五三にあわせて、自分のお孫さんやお子さんに晴れ着を織って仕立てる方がいらっしゃいます。
その子の好きな色に染めた糸をつかって、それぞれ想いを込めて長着や被布を織ります。
そして今年も、来月の七五三にむけて着物、羽織が仕立てあがりました。
今年の七五三では、この着物に袴をあわせて参拝予定です。
自分で糸を染め、織って、仕立てた愛情たっぷりの着物と羽織…。
今回七五三で着たあとも、そのお子さんやお孫さんに代々伝わる着物になってくれたら嬉しいですね。