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二月も中旬となり、ここしばらくは心地好い日々が続いています。
本日は、東京校の金曜日コースの日でした。
お休みの方もいらっしゃいますが、振替の生徒さんも来ており、賑やかに満席です!
そんな金曜日コースの様子を少し紹介したいと思います。
金曜日クラスの生徒さんは着尺や帯、またマフラーなど色々な作品を織っています。
上の作品は、柿渋で染めた糸で緯よろけの帯を織り始めました。
昨日は八寸名古屋帯用の絹糸の染色実習をしました。
八寸名古屋帯は、専修科のカリキュラムで、糸染めから織りまで行います。
この日は、東京校から5名、大間々校から2名の計7名での染色です。
事前に決めてきた経糸、緯糸の色を目指して、化学染料をつかい染色をします。
蒸し暑く、人数も多いので、火をつかう染色は体力勝負!
緯糸は3色の色の糸に染めていきます。
久しぶりの染色の方もいましたが、皆さん手際よく染色をし、予定より早めに染色が終了しました。
経糸を並べると、皆さん個性があり、3色の緯糸とどのように織りなすのか…。楽しみですね!
この日のランチは、夏野菜のカレーライス。
参加人数が多かったので、カレーは事前に仕込みました。
最近は暑くなったり、急な雨や雷があったりと、不安定な天候が続いております。
今年の梅雨明けはいったいいつになるのでしょうか…。梅雨明けが待ち遠しいです。
さて、昨日は、埼玉の毛呂山校の木曜日のクラスでした。
木曜日コースは、午前クラス・午後のクラス・夜間クラスの三つのクラスがあり、週一回3時間のクラスです。
今回は、午前中のクラスの様子を紹介します。
木曜日の午前クラスは比較的新しい生徒さんが多く、皆で切磋琢磨しながら織りに励んでいます。
カリキュラムは、八寸名古屋帯を織っている方や、マフラーを織っている方など様々。
色の好みや、作品の特徴も皆違い、楽しみながら織っています。
↑高等科のマフラー。今回で柄織りのカリキュラムも終了です。
苦労したことも多かったようですが、素敵なマフラーが完成したようです。
↑同じカリキュラムでも、色使いと糸の太さでも雰囲気や違いますね。
また、作品が終わる方もいれば、これから織り始めの生徒さんもいらっしゃいます。
管巻きをし、これから着尺が始まります。。。
糸染めから、準備も長く大変でしたが、緯糸が入って一安心です!
↑八寸名古屋帯が織り上がってきました。お太鼓の柄もうまく入ってます。
↑午後のクラスの生徒さんの作品のタペストリー。
木曜日は、たくさんのクラスがあるので慌ただしいですが、充実した一日にもなります。
おかげさまで、第19回手織作品展も4月11日〜13日の桐生展、4月18日〜20日の東京展をもって無事終了しました。
ご来場頂きました皆様、またお声がけして頂きました皆様、誠にありがとうございました。
今回、出品数は300点以上展示し、来場者も1000名以上の方にお越し頂き、賑やかな展示会となりました。
桐生展では、有鄰館の広い煉瓦蔵にて作品を展示し、歴史ある建物が、作品の良さを引き出してくれました。
また会期中には、群馬県の地方紙【上毛新聞】【桐生タイムス】に掲載させて頂きましたので、新聞を見て来た方も多かったようです。
東京展では、池袋の自由学園明日館 講堂にて展示させて頂きました。
幾何学的な窓からの光が、作品をきれいに照らしてくれます。
桐生展とはまた異なった雰囲気の中、着物・帯、マフラーや敷物、タペストリーなどエリアごとに作品が点在しています。
また東京展二日目には、京都より京都伝統染織学芸舎主宰の富山弘基先生にお越し頂き、作品の講評を頂きました。
着物や帯の専門的な話から、織に対する取り組み方、色使いなど、生徒さんも今後の活動の参考になったかと思います。
桐生展では、作品の審査会も行われ、東京展ではその表彰式もありました。
受賞作品は、ホームページにて掲載予定ですので、今後ご覧ください。
無事作品展も終わり、教室も通常通りまた始まりました。
また2年後に向けて、たくさんの作品が織り上がるのが楽しみです。
今後ともよろしくお願いいたします。
本日から、【第19回 はたおと手織作品展】が桐生にて開催しました。
桐生市の【有鄰館 煉瓦蔵】で作品を展示させて頂いているのですが、煉瓦と木からなる建物の質感と、作品が織りなす雰囲気で、素敵な空間ができあがりました。
初日はお昼からの開催でしたが、天候もよく多くのお客様にご来場して頂いております。
展示品は、約150名の生徒さんの作品が350点程展示しております。
最近はたおとに入会された生徒さんの作品から十年以上教室に通っている生徒さんの作品まで展示しておりますので、マフラーから着物まで見応えのある作品展となっております。
本日から日曜日まで開催しておりますので、もしお時間ございましたらお越し下さい。
また明日以降も展示会の様子をご紹介させて頂きます。
【番外編】
有鄰館前では、電動コミュニティバスの【まゆ】が停車するので、有鄰館近辺の観光のお手伝いをしてくれます。電動バスでエコな乗り物で、桐生の町並みを楽しめるかもしれません。
興味のある方は是非!!…無料です。