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おかげさまで、第19回手織作品展も4月11日〜13日の桐生展、4月18日〜20日の東京展をもって無事終了しました。

ご来場頂きました皆様、またお声がけして頂きました皆様、誠にありがとうございました。

今回、出品数は300点以上展示し、来場者も1000名以上の方にお越し頂き、賑やかな展示会となりました。

【有鄰館】

桐生展では、有鄰館の広い煉瓦蔵にて作品を展示し、歴史ある建物が、作品の良さを引き出してくれました。

また会期中には、群馬県の地方紙【上毛新聞】【桐生タイムス】に掲載させて頂きましたので、新聞を見て来た方も多かったようです。

【H26.4 上毛新聞】

東京展では、池袋の自由学園明日館 講堂にて展示させて頂きました。

【自由学園明日館 講堂】

幾何学的な窓からの光が、作品をきれいに照らしてくれます。

【窓から見える ハンカチの木】

桐生展とはまた異なった雰囲気の中、着物・帯、マフラーや敷物、タペストリーなどエリアごとに作品が点在しています。

【着物・帯】

【マフラー・バックなど】

また東京展二日目には、京都より京都伝統染織学芸舎主宰の富山弘基先生にお越し頂き、作品の講評を頂きました。

着物や帯の専門的な話から、織に対する取り組み方、色使いなど、生徒さんも今後の活動の参考になったかと思います。

桐生展では、作品の審査会も行われ、東京展ではその表彰式もありました。

受賞作品は、ホームページにて掲載予定ですので、今後ご覧ください。

無事作品展も終わり、教室も通常通りまた始まりました。

また2年後に向けて、たくさんの作品が織り上がるのが楽しみです。

今後ともよろしくお願いいたします。

本日で桐生展も最終日です。

三日間天候に恵まれ、県外からも多くの方にご来場いただいております。

桐生は、織物文化が根付いている街ですので、機織りに従事している方や、家族など身の回りで織っている方も多く、作品について話しながら展示を見ている方も多いです。

今でもなお、桐生では機織りが身近にあると感じますね。

今回の作品の展示方法ですが、生徒さんのカリキュラム順に展示をしています。

初等科では、マフラーやランチョンマット、クッションカバーなど、すぐ作品になるものを織る方が多いです。

最初ウールの扱いに苦戦するかたも多いですが、皆さん素敵なマフラーに織り上がっています。

高等科では、ノッティングによる敷物やタペストリーを織ります。

経糸に糸を結び、織る技法で、糸の太さや結び方は皆さんそれぞれ…。

糸の長さを変えることによって、立体的な作品もできあがります。

また高等科では、木綿の着尺も織ります。初めての染色で、糸染めから整経、織りと大作です。

作品も着物や作務衣など、それぞれの想いで作品にしています。

専修科では、縫取りや、綴れ織り、二重織りの作品をおります。

色使いも、用途も今までの作品とはまた異なりますね!

帯は八寸名古屋帯、九寸名古屋帯、角帯などを展示しています。

専修科のカリキュラムと、研究科の生徒さんの作品を並べております。

お太鼓部分に縫取りで柄を入れたり、組織織りで柄をだします。

今回絹の着物は27点展示しております。

草木染めで糸を染め、花織や市松織り、絣などの着物が並び見応えがあります。

こちらはお孫さんの七五三の祝い着として着る予定だそうです。

来週の金曜から日曜日まで、東京の池袋【自由学園 明日館講堂】にて、展示を行ないます。

桐生展とは会場の雰囲気も異なり、作品の見え方も変わるかもしれません。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

【東京展】日程:4/18(金)〜4/20(日)10:00〜17:00
最終日16時閉場
会場:自由学園 明日館 講堂
東京都豊島区西池袋2丁目31-3

ついに来月開催の作品展まで一ヶ月を切りました。

各教室では、展示する作品を織り上げるのに、集中して作品づくりに励んでいます。

今週の大間々校でも作品展に向けて、ラストスパート!!今後織り上がった作品が仕立て上がり、作品展で見れるのを楽しみにしています。

【ノッティング織り】

また大間々校では、高等科の木綿着尺の準備にとりかかる生徒さんが4人もおり、大にぎわいです。

それぞれ準備段階は違いますが、経糸の本数が今までに比べて増え、準備に悪戦苦闘です。

【仮筬通し】

経巻きをし、着尺の縞がはっきりと出てきました。

【綜絖通し】

準備工程を経て、夏前にはみんな織り始まる予定です。

その頃には『シュー、トントン』という、機織りの音の合唱で、機織り工場のようになりそうです。。

縞の種類も、色も、着尺の用途も皆それぞれ…

今後の作品に乞うご期待です。

【オーバーショット織り】

地糸(平織り)と柄になる緯糸を交互に織っていき、柄を織り出します。

地糸と柄糸の糸の種類を変えて織れば、質感もかわり、また柄の浮き上がり方もきれいにでます。

またこのオーバーショット織りには色々な柄があり、洋書にもその組織図がたくさんのっています。

好きな柄を選び、糸の種類や配色を変化させて織れば全然違う表情になるので、ひとつの織りでも色々と楽しめます。

柄が特徴的なので、タペストリーや椅子張り地、クッションなど、インテリアとしても存在感があり素敵ですね。

カシミヤで織れば、ふっくらとした厚さも出るので暖かいマフラーになります!

各教室に、オーバーショットの見本と組織図が置いておりますので是非参考にしてみてください。

今月の染色コースは【梅】の染色です。

染色コースは、布染めコース、糸染めコースがありますが、

今月は雪のため中止となったクラスもありましたが、2つのクラスで染色コースを開講しました。

まず梅の幹をチップ状にしたものを染材として、煮だしていきます。

煮だした染液を使い、染色、媒染を繰り返していきます。

きれいな赤茶に染まりました。

他にも、同じ染材でも媒染の違いや濃度によってそれぞれ異なる色の糸に染まっていきます。

布染めコースでも同様に梅の染色です。

今回は、新しく入荷したヤマジンシルクさんのショールを使っての染色でした。

素材が変化することにより、染める楽しみもまた増えます!

↓今月のランチはアサリのトマトパスタでした。

来月の染色は【山桜】の染色です。どんな色が染まるでしょうか…。

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