今日から12月に入りました。師走ですね。

…寒くなってきたなぁと思っていたらあっという間に年末です。

秋の短さに、今年の夏は長かったと改めて感じました。

そして寒くなると、教室ではウールを使った作品が多くなり、さまざまなマフラーが教室にも展示されています。

本日は、そんな生徒さんの作品を少し紹介したいと思います。

はたおとでは、入学したらカリキュラムに沿って作品を織っていきます。

【初等科】【高等科】【専修科】があり、少しずつスキルアップできるカリキュラムを用意しております。

↑初等科の一番最初の作品では、平織や斜文織を使い敷物や袋物の作品にチャレンジします。

上の作品は、エジプト綿を使い2枚のランチョンマットを作りました。

初等科二つ目の作品では、60種類の組織を織り、その中で好きな組織を選び作品を作ります。

ここで【組織図】についても少し学び、教室の織機のタイアップについてもお話しします。

↑よこ糸2色を使い、クッションカバーを織りました。

たて糸とよこ糸が同系色にすると地模様に見えますが、組織の間違えに気づきづらいので集中力が必要です。

↑こちらも見本織からクッションを作りました。この作品は、表裏でたて糸とよこ糸の見え方が異なるので、リバーシブルで使えるように作っています。

初等科を終えると高等科に進みます。

高等科では、【柄織】【ノッティング】【木綿着尺】を織ります。

柄織では、マフラーやバック地、敷物を織り、たて糸も2色以上使って織ります。

またその後のノッティングでは、今までの織り方とは異なる織り方で椅子マットやタペストリーを織ります。

そして高等科最後のカリキュラムでは、縞の設計から糸染めもする【木綿着尺】に取り掛かります。

たて糸の本数も1000本をこえ、織る長さも13mの大作です!

はじめはなかなか進まない着尺ですが、織り終わる頃になるとスムーズに織れるようになり、完成後は今までにない達成感もあります。

そして着尺の作品もさまざま…

↑毛呂山校で密かに人気な【アトリエリカ】さんで仕立ててもらった作品。

埼玉県寄居町にある、着物をリメイクするのが得意でとてもセンスあるお店です。

気になる方は是非インスタグラムで検索ください!

↑最近着付けを習い始めた生徒さんは、単衣の着物に仕立てました。

着物を着る機会も減りましたが、このように自分で染めて、自分で織って、自分で着れる着物は素敵ですね。

そして専修科に入ると織り方もさまざま…

縫取りの課題から始まり…

↑課題の作品の【鳳凰】の額装をつくったり…

↑こちらも課題の作品の懐紙入れ。同じ図案でも作品や織り方、色合いも違うので十人十色の作品。

またその後自由作品の縫取りでは好きな図案を織り表します。

↑猫のクッションカバー。…かわいい。

その後は、八寸名古屋帯を織ったあと、綴織に挑戦します。

太めの綿糸を使い、マットが織り上がりました。

綴織は、たて糸が見えないように織るので、厚めのしっかりとしたマットが出来上がります。色合いもいいですね。

次の二重織のカリキュラムでは、袋状に織ったり倍幅に広げるように織ったり、用途に合わせて選択をします。

↑表は格子、裏は無地のマットを織りました。

そして最後のカリキュラムが、草木染めの【絹着尺】

埼玉の教室で草木染めをした糸を使い、着物に仕立てました。

カリキュラムを終えると、研究科となり自分の好きな作品に挑戦します。次回は研究科の作品を紹介したいと思います。

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